The Japanese Journal of Physical Therapy and Occupational Therapy
Volume 12, Issue 2
(February 1978)
Japanese
English
特集 整形外科的疾患から
股関節全置換術の追跡調査による検討
Follow-up Studies in Patients with Total Hip Replacement
藤林 英樹
1
,
中田 理恵美
1
,
郷田 英機
1
Hideki HUJIBAYASHI
1
1兵庫県リハビリテーションセンター
1Hyogo Rehabilitation Center.
pp.83-94
発行日 1978年2月15日
Published Date 1978/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101626
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Ⅰ.はじめに
1938年にPhiliP Wilesが股関節における人工関節の端緒を開いたが,急速な普及を遂げたのはbone cementの導入が契機である.股関節全置換術(以下,THRと略す)そのものの歴史も浅く残されている課題も多いと言える.しかし,本手術から得られる無痛性・支持性と同時に可動域の改善を獲得しうる点で画期的手術法である1)2).
当センターでは45年10月に初めて本法が施行されて以来,51年3月までの症例は104名,133関節に及んでいる.
今回,本法の成績について追跡調査を行なったので,検討を加えて報告する.
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