研究と報告
股関節固定患者の追跡調査による検討―理学療法を中心に
藤林 英樹
1
,
前野 耕作
1
,
清宮 良昭
1
,
中田 理恵美
1
,
中野 昭二
2
Hideki FUJIBAYASHI
1
1兵庫県リハビリテーションセンター
2熊本日赤病院
1Hyogo Rehabilitation Center.
pp.211-217
発行日 1978年3月15日
Published Date 1978/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101650
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
股関節に対する固定術は,永続的な無痛性と支持性を得る点で優れた手術法である.その反面,可動性の消失はADLに支障をもたらす.したがって,その手術適応にはその患者の労働やADLに十分な配慮が必要であろう1).
我々は当センター開設(44年10月)以来扱った股関節固定症例を追跡調査し,固定患者のADLとこれに関与する因子について分析検討を行なったので報告する.
Copyright © 1978, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.