特集 脳卒中のリハビリテーション
Ⅳ 理学療法
扉
pp.455
発行日 1971年11月9日
Published Date 1971/11/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100503
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片まひの理学療法,特にその中心をなす運動療法は現在大きな変革のうずの中にあるといっても過言ではない.いわばこれまでの運動療法のあらゆる理論と技術が,片まひの評価と治療という課題に直面させられて真価を試されふるいわけられ,そのようなるつぼの中から,新しい運動療法理論が誕生していきつつあるのが現在の時代である.
福屋論文はそのような立場から,評価の問題を広はんに論じ,伊藤論文もまた関節可動域訓練といういわばもっとも古典的な分野でも新しい考え方に立つことの必要性を強調する.平松論文と紀伊論文は運動機能の回復促進という中心的課題にそれぞれの立場からアプローチする.藤本論文と渡辺論文は歩行訓練について,その準備の時期や装具の問題などをふくめて論じている.
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