Japanese
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講座
ファシリテーション・テクニック(6)
Facilitation Techniques (Part 6)
上田 敏
1
Satoshi UEDA
1
1東大病院リハビリテーションセンター
pp.57-59
発行日 1969年2月9日
Published Date 1969/2/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100186
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Ⅱ.Bobathの体系(つづき)
3.脳性麻痺の治療テクニック
A.総論
脳性麻痺に関するBobath夫妻の考えかたには1960年代のはじめごろにかなり大きな変化,あるいは発展があったようである.それはひとくちにいって“反射抑制肢位(Reflex inhibiting posture,R.I.P.)”というテクニックの否定,あるいはその発展的解消であるといえる.“反射抑制肢位”の発見はBobathたちの独創であったし,その名と切り離しがたく結びついているので,それが彼ら自身によって否定されたといえば意外に思われる方も多いであろう.しかし,最近の彼らの論文1)とSemansの詳細な解説2)にはその事情が詳しく述べられている.
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