書評
「図説脳卒中のリハビリテーション」―服部一郎・細川忠義著
杉山 尚
1
1東北大温研
pp.8
発行日 1967年8月9日
Published Date 1967/8/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100038
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多年の経験に基づく独自の実地書
畏友服部一郎君が最近医学書院から細川忠義氏と共に「図説脳卒中のリハビリテーション」を出版された。
同君がわが国の数少ないリハ医学の先覚者,開拓者の一人であることは周知のことであるが,特に多年の経験に基づく独自のリハ理論と手技を展開されていることが特筆される。これは欧米リハの知識を吸収し,消化し終った者が自ら打ち立てたリハ体系ということができる。この意味で,本書は最近数多くみられる翻訳書の域を脱したわが国独自のリハ実地書第一号ともいえよう。
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