Japanese
English
薬剤
機能性食道憩室のレ線像
RADIOGRAPHIC STUDIES ON FUNCTIONAL ESOFHAGEAL DIVERTICULUM
木内 宗甫
1
,
佐々木 順三
1
,
新井 峻
1
Sosuke Kiuchi
1
1信州大学医学部耳鼻咽喉科学教室
pp.469-473
発行日 1965年5月20日
Published Date 1965/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492203437
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Ⅰ.緒言
上部消化管憩室についてはすでに報告した如く日常臨床に於いて接する機会が多いが,この真の憩室に比し所謂食道の機能性憩室といわれているものは比較的稀で,特有なレ線像を呈する現象として知られている。即ち本現象は1926年Bársony1)によりfunctionelle Divertikelとして記載されたものであるが,レ線上食道の一部ないし広範囲に亘る一過性の輪状膨出として観察され,この膨出が連続してみられる場合には食道は全体として連珠状の外観を呈するものである。この現象が食道機能異常に属する現象と考えられる点についてはすでに検討を行い,報告したが14),最近レ線映画に記録観察し得た症例があるので,本現象につきレ線像を中心に述べてみたいと思う。
Radiographic observation of the functional esophageal diverticula in 2 cases are reported.
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