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延髄運動核の障碍による混合性喉頭麻痺の3症例
沢木 修二
1
,
沢島 政行
1
,
戸塚 元吉
2
1東京大学医学部耳鼻咽喉科学教室
2順天堂医科大学耳鼻咽喉科学教室
pp.736-738
発行日 1958年9月20日
Published Date 1958/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492202083
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Ⅰ.緒言
喉頭麻痺を伴う脳神経麻痺の症例については,Jackson(1864)の報告以来,Tapia,Avellis,Schmidt,Vernet,Collet等の報告があり,障碍脳神経の組合せにより,それぞれ報告者の名前を冠した症候群として記載されている。Kahlerはこれ等を一括して混合性喉頭麻痺と名付けた。
本邦における混合性喉頭麻痺の報告は80余例であるが,中枢性のものは少く16例である。
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