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延髄灰白質炎と嚥下障碍
方円 正久
1
1京都府立医科大学耳鼻咽喉科教室
pp.479-482
発行日 1954年10月20日
Published Date 1954/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492201200
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Ⅰ緒言
1840年Heineによりその性状を明らかにされ,亦1890年Medinによりその流行状態を記載された脊髄灰白質炎はその後1908年Mickmanにより侵襲部位及び症状から次の8型に分類した。
1.脊髄型 2.ランドリー氏上行型 3,延髄橋型 4.脳炎型 5.失調型 6.髄膜炎型 7.神経型 8.不全型 之等の延髄橋型すなわち延髄灰白質炎は我が国では今迄に数例2)3)4)5)の報告しか見ない。私は本症の1治癒例を中村臨床に於て経験したので,此処に追加報告する。
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