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耳鼻咽喉科領域に於けるAllergie樣疾患に対するNeo・Restamin(No. 16)の治療効果
大澤 林之助
1
,
武藤 次郞
1
1東京逓信病院耳鼻咽喉科
pp.47-53
発行日 1953年1月20日
Published Date 1953/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492200840
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抗ヒスタミン療法は現在旺んに行われており,将来益々盛んになろうとする傾向にあるが,本療法は過敏症及びアレルギー性疾患のヒスタミン説に基いて出現したもので,今日尚多数の抗ヒスタミン剤が続々と新たに合成され出現されつゝある。
抗ヒスタミン剤の合成に先ず最初成功したと考へられるのはフランスで,(1942年Halpen),Anterganがこれで,Alkylendiamine系化合物に属するものである。其の後米国では抗ヒスタミン剤に関し大規模な系統的の研究が行われるようになり,1945年LoewによつてBenadrylが合成されたことは有名である。
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