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Restamin-G軟膏の治験
前田 尚久
1
,
広渡 隆治
1
,
稲田 正美
1
,
香曾我部 芳夫
1
,
田辺 澄
2
,
亀田 隆徳
2
1岡山大学医学部皮膚科泌尿器科教室
2岡山市民病院皮膚科泌尿器科
pp.563-564
発行日 1956年8月1日
Published Date 1956/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201750
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近時新しい軟膏基剤による皮膚疾患治療えの利用が盛んに行われていることは周知の如くである。われわれが最近2,3の皮膚疾患に使用した興和化学提供のResta-min-G軟膏は第1表に示すような組成を有している。この組成によつてみる如く,本軟膏はCarbowa xを基剤とした新しい型の軟膏,いわゆる水溶性軟膏の一種であるcこの中に混入された薬物の中,Glyteerは既知の如く鎮痒,消炎作用をもち,Restamin free baseもその外用療法における優位さは立証されている。
Actamerの性状は小堀氏の説明にもある如く,その組成は第1表に示す通り,分子中にS分子を有することにより皮膚疾患外用薬としてすぐれたものであることが窺える。
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