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我国に於ける耳硬化症樣症例について
後藤 修二
1
1名古屋大学
pp.183-186
発行日 1955年4月20日
Published Date 1955/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492201304
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欧米に於ける難聴患者が大多数に於て耳硬化症であつて,そのため本症に関する研究は広く且つ深く行き渡つている。
ところが我国には本症が存在するか否かも余り明かにされていない。従来難聴の統計を見ても2,3例を記載しているに過ぎない。この事は一体我国には本症が稀であるのか,その診断が不充分であるためであろうかという事の何れかである。
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