論説
乾酪性上顎洞炎
石黑 寬
1
1金澤醫科大學耳鼻咽喉科教室
pp.38-40
発行日 1946年11月20日
Published Date 1946/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492200008
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
患者:○平○い 21歳 女子 土木請負
初診:昭和19年10月3日
主訴:頭痛及鼻閉塞
家族歴,既往症:特記すべきことはない。
現病歴:國民學校3年の頃百日咳を患ひ,高度の難聽約半年繼續す。當時から主訴招來,女學校2年の頃相當に著明となり,某醫により鼻内茸腫絞除術を受く。最近に到り再び左側鼻茸の切除を受けたが症状輕快せず。鼻閉塞,鼾聲,水樣性鼻漏,嗅覺減退等を訴へ,特に左偏頭痛甚し。
Copyright © 1946, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.