論説
原子爆彈症2例—特にその血液像に就て
八尾 次雄
1
,
和田 輝彦
1
1慶應義塾大學醫學部耳鼻咽喉科學教室
pp.24-28
発行日 1946年11月20日
Published Date 1946/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492200004
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今次の苛烈を極めた太平洋戰爭は終りを告げたが,その終結の直接原因の一つとも云はれた原子爆彈によりて,昨年8月6日廣島に於て災害を受けた2例の患者に就て,聊,檢査した所を(特に血液像に就て)以下述べて見る。
第1例は15歳男子
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