特集 ここが変わった!循環器診療 最新スタンダード
Ⅰ.疾患各論
Fabry(ファブリー)病
山川 裕之
1,2
1慶應義塾大学医学部循環器内科
2慶應義塾大学予防医療センター
キーワード:
αGAL活性
,
GLA遺伝子
,
酵素補充療法
,
ERT
,
薬理学的シャペロン療法
,
遺伝子治療
Keyword:
αGAL活性
,
GLA遺伝子
,
酵素補充療法
,
ERT
,
薬理学的シャペロン療法
,
遺伝子治療
pp.88-97
発行日 2023年1月1日
Published Date 2023/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1438200668
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ここが変わった!
●過去のスタンダード
・Fabry病は小児科の希少疾患と考えられていた.
・Fabry病の診断としては,αGAL酵素活性や症状だけで診断していた.
・治療は,酵素補充療法が主体であった.
●現在のスタンダード
・Fabry病は,女性や男性成人で発症し,心肥大に1%程度存在する.
・Fabry病の診断としては,症状だけでなく,男女ともに遺伝子診断が必要である.
・治療は酵素補充療法・薬理学的シャペロン療法だが,遺伝子治療も臨床試験が行われている.
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