特集 不整脈治療の最新デバイステクノロジーとリードマネジメント
Ⅱ.除細動治療
心臓再同期治療(CRT-D)
三橋 武司
1
1星総合病院循環器内科
pp.446-451
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1438200391
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Point
・心臓再同期療法(CRT)は左室の電気的興奮の遅れを改善させる治療であり,その伝導遅延をいかに検出するか,改善させるかが重要である.
・CRTに除細動機能が絶対に必要であるとは現段階では断定できない.
・Non-responderをいかに減らすかがCRTの課題であり,適応を早期に,また厳格にすればnon-responderは減少するが,実臨床では境界領域の症例も存在する.
・植込み手技やデバイスのアルゴリズムで死亡率や心不全入院率が低下する可能性があるのかが今後の検討課題である.
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