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除痛物質エンケファリン—エンドルフィン類に関する研究の現況と将来の展望
Enkephalin, its Present Status and Future Perspective
天野 恵市
1
Keiichi AMANO
1
1東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科
1Department of Neurosurgery. Neurological Institute, Tokyo Women's Medical College
キーワード:
Enkephalin
,
Endorphins
,
Pain relief
,
Central grey matter
,
Pituinary gland
Keyword:
Enkephalin
,
Endorphins
,
Pain relief
,
Central grey matter
,
Pituinary gland
pp.967-970
発行日 1978年10月10日
Published Date 1978/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436200880
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Ⅰ.はじめに
除痛物質とは聞き馴れないことばと思われる読者も多いことであろう.鎮痛剤も除痛物質にはちがいないのであるが,今月号のカレントトピックスとしてとりあげた除痛物質エンケファリンenkephalinは生体内に存在する物質であり除痛作用と密接な関係を有するものとして最近注目されているものである.ここ数年来エンケファリンに関する発表論文は次第に増加しておりこの謎の物質の本態もあきらかにされつつあるので,現時点でのまとめをつける意味で問題を整理して紹介すると共に簡単に論評を加えてみたい.
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