今月の主題 消化管ホルモンの基礎と臨床
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エンケファリン
高木 博司
1
1京大薬学部薬理学
pp.2229
発行日 1979年12月10日
Published Date 1979/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216323
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化学構造,分子量
メチオニン・エンケファリン(Met-enk)とロイシン・エンケファリン(Leu-enk)の2種があり,いずれもペンタペプチドである.前者は,H-Tyr-Gly-Gly-Phe-Met-OH,後者はH-Tyr-Gly-Gly-Phe-Leu-OHの化学構造をもつ.いずれも温血動物の脳から単離されたモルヒネ様ペプチド(オピオイドペプチド)である.
分子量はMet-enk 575,Leu-enk 555である.なお,関連ペプチドとして,α,β,γエンドルフィンが下垂体および脳から得られている1〜3).
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