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特集 第1回国際神経科学会展望・2
脱髄疾患の病理
Leon Roizin and Lawreuoe C Kolb:実験的アレルギー性脳脊髄炎と多発硬化症との神経病理学的関係(比較組織学と二,三の組織化学的研究)
Neuropathologic relationship of multiplesclerosis to the experimental allergic encephalomyelitis (Comparative histologic and some histochemical studies).
宗伏 君士
pp.666-670
発行日 1958年4月30日
Published Date 1958/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431901639
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化学的,生理学的研究によつて,ミエリンは単一な同質性の構造物ではなく,非常に複雑な組織生理学的ならびに生理学的有機体であることが最近明らかとなつた。したがつて脱髄の病理発生機序の理解のためには,髄鞘形成や脱髄のプロセスに関する組織化学的,組織代謝的な見方が必要となつてきた。著者はこの考え方にしたがって,急性,慢性両型の多発硬化症と,実験的アレルギー性脳脊髄炎について,その基本的な比較神経病理学的ならびに神経組織化学的の所見を報告している。
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