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特集 慢性進行性神経疾患・Ⅱ
免疫
実験的アレルギー性脳脊髄炎と神経炎について
Experimental allergic encephalomyelitis and neuritis
植村 慶一
1
Keiichi UYEMURA
1
1埼玉医科大学第一生理学教室
1Department of Physiology, Saitama Medical School
pp.997-1007
発行日 1972年12月10日
Published Date 1972/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431903450
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実験的アレルギー性脳脊髄炎(Experimental Allergic Encephalomyelitis)はEAE,実験的アレルギー性神経炎(Experimental Allergic Neuritis)はEANと略称されている。EAEは中枢,EANは末梢の神経組織を抗原とする自己免疫現象にもとづく病変であり,それぞれの組織の脱髄を特徴とするものである。病理学的立場よりみたEAEおよびEANについては本特集の脱髄の項で解説されると思うので,ここでは主に生理化学的立場よりみたEAEおよびEAN研究の最近の進歩について記してみたい。
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