Feature Topic 早期緩和ケアの正体
別の視点から
—症例から考える—薬剤師が考える(早期からの)緩和ケア
岩根 裕紀
1
1京都桂病院薬剤科
pp.84-87
発行日 2016年2月15日
Published Date 2016/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1430200046
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薬剤師にとっての緩和ケア
近年、病棟常駐や外来化学療法、緩和ケアチームなど、さまざまなチーム医療に薬剤師が積極的に参加することが求められ、診療報酬が付与されるようになった。薬剤師も専門性が求められ、がん治療、緩和ケア領域では、日本緩和医療薬学会「緩和薬物療法認定薬剤師」、日本医療薬学会「がん専門薬剤師」認定制度が発足し、毎年その専門性を認められた薬剤師が輩出されている。
京都桂病院では、約25年前から緩和医療チームが存在し、薬剤師が薬物療法の処方提案などを行なってきた。現在は、コンサルテーション型チームとして活動している。当院では、がんと診断されたときからチームが介入することは少なく、「緩和ケア=終末期の医療」のイメージがまだまだ存在していると感じる。
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