Feature Topic 早期緩和ケアの正体
別の視点から
—エッセイ—私は緩和ケアと3度出会い、別れを意識した。
日下部 明彦
1
1横浜市立大学医学部総合診療医学
pp.88-91
発行日 2016年2月15日
Published Date 2016/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1430200047
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医師になり20年経ちます。初期研修修了後は、消化器内科医、小さな民間病院の緩和ケア病棟長、在宅療養支援診療所常勤医を経て、現在は横浜市立大学医学部の総合診療医学教室に所属し、主に地域連携、専門職連携、在宅医療、終末期医療の学生教育を担当しています。附属病院の緩和ケアチームにも参加しています。いろいろ、首を突っ込んでいますが、私の専門はなにか?と問われましたら、緩和ケアということになります。おそらく、周りからも緩和ケア医と認識されているでしょう。
緩和ケアとはなかなか正体がはっきりしないものです。緩和ケアとはなんでしょう?と緩和ケアの実践者に尋ねれば、きっとさまざまな回答があるでしょう。同じ人に聞いても、タイミングで違う答えが返ってくるかもしれません。そこが面白いところでもあると思います。
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