徹底分析シリーズ 緩和医療を考える
緩和ケア医療,その制度を考える
小野 充一
1
Michikazu ONO
1
1早稲田大学人間科学学術院健康福祉科学科 緩和医療学研究室
pp.244-248
発行日 2007年3月1日
Published Date 2007/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100227
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1967年にイギリスで,シシリー・ソンダースによってセント・クリストファー・ホスピスが開設されて以来,国際的な広がりをみせたホスピス運動。わが国でも,2007年2月現在で合計163施設3118床(日本ホスピス緩和ケア協会A会員)となり,医療の一形態として定着し始めた。しかしながら,その内容や構成,癌治療との関係からみた場合は,多くの解決すべき課題を抱えている。
本稿では,小児の緩和ケアについて,成人の緩和ケアとの違いに焦点をあてて分析し,緩和ケア医療制度の将来像について推敲する。
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