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特集 肝癌―治療計画・支援のための画像診断
各論
その他の肝癌の術前画像診断
大腸癌肝転移の肝切除を前提とした術前画像診断
Preoperative imaging for liver metastases from colorectal cancer
田中 邦哉
1
,
松本 千鶴
1
,
熊本 宜文
1
,
野尻 和典
1
,
谷口 浩一
1
,
武田 和永
1
,
大田 貢由
1
,
市川 靖史
2
,
遠藤 格
1
Kuniya TANAKA
1
,
Chizuru MATSUMOTO
1
,
Takafumi KUMAMOTO
1
,
Kazunori NOJIRI
1
,
Kouichi TANIGUCHI
1
,
Kazuhisa TAKEDA
1
,
Mituyoshi OTA
1
,
Yasushi ICHIKAWA
2
,
Itaru ENDO
1
1横浜市立大学 消化器・肝移植外科
2横浜市立大学 臨床腫瘍科
1Department of Gastroenterological Surgery,Yokohama City University Graduate School of Medicine
2Department of Clinical Oncology,Yokohama City University Graduate School of Medicine
キーワード:
大腸癌
,
肝転移
,
画像診断
,
肝切除
Keyword:
大腸癌
,
肝転移
,
画像診断
,
肝切除
pp.245-253
発行日 2012年5月15日
Published Date 2012/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100562
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要旨
大腸癌肝転移の肝切除を前提とした画像診断は,超音波検査やMRI検査における肝特異性造影剤による微小な転移巣の検出力向上や,CT3次元画像による切除シミュレーションにより目覚しく進歩した.一方,肝転移に対する外科治療も術前化学療法によるコンバージョン後の切除や鏡視下手術の積極的な導入により著しく変化しており,画像診断は複雑化しつつある.近年では化学療法の効果判定や肝区域ごとの機能評価なども術前画像診断に要求され,切除ナビゲーションとしてのオーグメンティッドリアリティ・イメージオーバーレイナビゲーションも実現化されつつある.各種検査の特徴を理解して応用していくことが肝転移画像診断には重要である.
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