Japanese
English
特集 進行胆囊癌の診断と治療
各論
手術術式
肝門浸潤型進行胆囊癌の手術
Surgical procedures for advanced gallbladder cancer involving the hepatic hilum
大塚 将之
1
,
木村 文夫
1
,
清水 宏明
1
,
吉留 博之
1
,
加藤 厚
1
,
吉富 秀幸
1
,
古川 勝規
1
,
竹内 男
1
,
高屋敷 吏
1
,
久保木 知
1
,
鈴木 大亮
1
,
中島 正之
1
,
宮崎 勝
1
Masayuki OHTSUKA
1
,
Fumio KIMURA
1
,
Hiroaki SHIMIZU
1
,
Hiroyuki YOSHIDOME
1
,
Atsushi KATO
1
,
Hideyuki YOSHITOMI
1
,
Katsunori FURUKAWA
1
,
Dan TAKEUCHI
1
,
Tsukasa TAKAYASHIKI
1
,
Satoshi KUBOKI
1
,
Daisuke SUZUKI
1
,
Masayuki NAKAJIMA
1
,
Masaru MIYAZAKI
1
1千葉大学大学院医学研究院 臓器制御外科学
1Department of General Surgery,Graduate School of Medicine,Chiba University
キーワード:
胆囊癌
,
進行胆囊癌
,
肝門浸潤
,
手術術式
Keyword:
胆囊癌
,
進行胆囊癌
,
肝門浸潤
,
手術術式
pp.35-41
発行日 2012年1月15日
Published Date 2012/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100517
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要旨
肝門浸潤型胆囊癌は切除率も低く,また,切除後の予後もいまだ十分ではないが,治癒切除が得られれば比較的長期生存が望める症例も存在する.拡大肝右葉切除+尾状葉切除+胆管切除がそのような症例における基本術式となるが,門脈や肝動脈といった血管合併切除や膵頭十二指腸切除の併施が必要となることも少なくない.一方,肝門への進展範囲により,胆管切除で対処しうる症例もあり,かかる症例での肝切除術式は肝浸潤の程度に依存し,胆囊床切除あるいは中央下区域切除が選択されることがある.いずれにせよ,正確な術前進展度診断,肝機能評価に基づく的確な術式選択,きめ細かな周術期管理が短期成績,長期成績の向上に重要と考える.
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