Japanese
English
特集 下大静脈にかかわる病態を見直す
〔治療方針〕
肝部下大静脈壁に浸潤した悪性腫瘍の治療方針
Treatment strategy for hepatic malignancy with the IVC invasion
吉留 博之
1
,
木村 文夫
1
,
清水 宏明
1
,
大塚 将之
1
,
加藤 厚
1
,
吉富 秀幸
1
,
古川 勝規
1
,
竹内 男
1
,
高屋敷 吏
1
,
久保木 知
1
,
鈴木 大亮
1
,
中島 正之
1
,
宮崎 勝
1
Hiroyuki YOSHIDOME
1
1千葉大学大学院医学研究院臓器制御外科
pp.1214-1218
発行日 2011年9月20日
Published Date 2011/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103715
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【ポイント】
◆悪性腫瘍の肝部下大静脈への浸潤がどの範囲にあるかを術前に精査し,治療戦略を決定することが重要である.
◆血行遮断の方法を下大静脈の浸潤範囲によって,部分遮断のみかtotal hepatic vascular exclusionが必要かを決定する.
◆下大静脈切除後の再建法には切除範囲によって単純縫合閉鎖,パッチ再建,ePTFEグラフトまたは自家静脈による置換,非再建がある.
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