Japanese
English
特集 肝画像の最先端
超音波パワードプラ法による肝細胞癌Lp-TAE後の治療効果判定ならびに再発診断
Power Doppler Sonography for Assessing of the Therapeutic Effect and Recurrence of Hepatocellular Carcinoma after Transcatheter Arterial Embolization
大石 元
1
,
平井 都始子
1
,
上田 耕司
1
,
山田 麗子
1
,
松尾 祥弘
1
,
廣橋 伸治
1
,
穴井 洋
1
,
西峯 潔
1
,
阪口 浩
1
,
吉岡 哲也
1
,
打田 日出夫
1
Hajime OHISHI
1
,
Toshiko HIRAI
1
,
Kouji UEDA
1
,
Reiko YAMADA
1
,
Yoshihiro MATSUO
1
,
Shinji HIROHASHI
1
,
Hiroshi ANAI
1
,
Kiyoshi NISHIMINE
1
,
Hiroshi SAKAGUCHI
1
,
Tetsuya YOSHIOKA
1
,
Hideo UCHIDA
1
1奈良県立医科大学腫瘍放射線科・放射線科
1Departments of Oncoradiology and Radiology, Nara Medical University
キーワード:
超音波パワードプラ法
,
肝細胞癌
,
リピオドール併用肝動脈塞栓術
,
効果判定
,
再発診断
Keyword:
超音波パワードプラ法
,
肝細胞癌
,
リピオドール併用肝動脈塞栓術
,
効果判定
,
再発診断
pp.31-37
発行日 1999年1月15日
Published Date 1999/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900005
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肝細胞癌(以下HCC)のリピオドール併用肝動脈塞栓術(以下Lp-TAE)後の効果判定と局所再発診断に対するカラードプラ・パワー表示法(以下PDS)の有用性を評価した.PDSによる効果不十分と再発診断基準を,腫瘍内血流の残存または新たな出現とすると,PDSによりLp-TAE前に腫瘍内血流が捉えられたHCCのPDSによる効果不十分と再発診断率は,それぞれsensitivityが100%と95.5%と高率であり,PDSがLp-TAE後の効果判定と局所再発診断に有用であることが確認された.効果良好と再発なしの診断率も高率であったが,限界症例も含まれており,他の診断法との併用診断が必要であることも示唆された.
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