Japanese
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特集 新しい超音波造影剤が与えるインパクト
Sonazoid造影超音波による肝細胞癌の穿刺治療効果判定
Sonazoid Enhanced Sonograpohy for Evaluation of Therapeutic Effectiveness of Ablation Therapy for Patients With Unresectable Hepatocellular Carcinoma
沼田 和司
1
,
森本 学
1
,
杉森 一哉
1
,
岡 裕之
1
,
田中 克明
1
,
佐瀬 光淑
2
,
佐藤 直人
2
,
加藤 生
2
Kazushi NUMATA
1
,
Manabu MORIMOTO
1
,
Kazuya SUGIMORI
1
,
Hiroyuki OKA
1
,
Katsuaki TANAKA
1
,
Mitsutoshi SATO
2
,
Naoto SATO
2
,
Sei KATO
2
1横浜市立大学附属市民総合医療センター・消化器病センター
2GE横河メディカルシステム
1Gastroentrological Center,Yokohama City University Medical Center,Yokohama
2GE Yokoka Medical System Company,Tokyo
キーワード:
Sonazoid造影超音波
,
三次元再構築
,
肝細胞癌
,
穿刺治療
,
効果判定
Keyword:
Sonazoid造影超音波
,
三次元再構築
,
肝細胞癌
,
穿刺治療
,
効果判定
pp.467-475
発行日 2007年9月15日
Published Date 2007/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100612
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要旨 GE社製のリアルタイム3-dimensional(3D)プローベにて,新規超音波造影剤Sonazoidを注入後,高音圧条件下にて,肝細胞癌を自動スキャンし,3D再構築すると,血管造影や造影CTと同様の画像をきわめて短時間で作成することが可能である.穿刺治療前後の3D再構築で前後,左右,上下方向に比較することで,より客観的に治療効果判定が可能となった.また造影剤を注入後300秒以降での病変部の高音圧条件下の間歇撮影では,viableな部位は腫瘍血管と腫瘍濃染を示し,一方壊死部位はまったく造影剤が入らず,両者は鑑別可能となり,穿刺の際の目標部位の設定をすることが容易となった.
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