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特集 膵・胆管合流異常の新たな展開―画像と病態
膵・胆管合流異常の診断
膵・胆管合流異常の拾い上げ診断―超音波検診例の検討を中心に
How to Pick Up Pancreatico Biliary Maljunction:Retrospective Study for Patients Detected by Ultrasonographic Screening
朝倉 徹
1
,
山極 哲也
1
,
下瀬川 徹
1
Tohru ASAKURA
1
,
Tetsuya YAMAGIWA
1
,
Tooru SHIMOSEGAWA
1
1東北大学大学院消化器病態学分野
1Department of Gastroenterology,Tohoku University School of Medicine
キーワード:
膵・胆管合流異常
,
腹部超音波検査
,
超音波検診
,
胆囊壁肥厚
Keyword:
膵・胆管合流異常
,
腹部超音波検査
,
超音波検診
,
胆囊壁肥厚
pp.197-203
発行日 2003年3月15日
Published Date 2003/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100488
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要旨 膵・胆管合流異常の発見には腹部超音波(US)スクリーニングにおける胆管や胆囊所見の拾い上げが重要である.筆者らは最近6年間延べ32,558例のUS検診例から胆管拡張156例,胆囊壁肥厚142例を追跡したところ6例に合流異常症例を認めた.いずれにも胆道系の悪性腫瘍は合併しておらず本症の拾い上げのための超音波検診の意義は少なくないものと推測された.胆囊壁肥厚例に対する合流異常症の割合は4.2%であった.またスクリーニングで拾い上げられた症例に対してはEUSやMRCPなどの二次検査により合流異常の診断が可能となるが,最終的な診断はERCPまで必要な場合が多い.
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