State of the Art
高アミラーゼ血症にて発見された径7 mmの膵体部内分泌腫瘍
北川 裕久
1
,
太田 哲生
1
,
萱原 正都
1
,
中村 万理
1
,
西村 元一
1
,
藤村 隆
1
,
清水 康一
1
,
三輪 晃一
1
,
蒲田 敏文
2
,
松井 修
2
,
渡邊 弘之
3
,
澤武 紀雄
3
,
湊 宏
4
1金沢大学附属病院消化器外科
2金沢大学附属病院放射線科
3金沢大学附属病院消化器内科
4金沢大学附属病院病理部
pp.159-162
発行日 2004年3月15日
Published Date 2004/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100355
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患者 43歳,男性.
主訴 特になし.
現病歴 てんかんで近医外来通院中の血液生化学検査で高アミラーゼ血症(412 IU/l)を指摘され,CT・MRIにて尾側膵管の拡張がみられたため,精査・加療目的に当科入院となった.
既往歴 30歳頃よりてんかん発作が出現し,近医(脳外科)にてCT等で精査されたが原因となる病変は特定できず,抗てんかん薬の内服を継続していた.
入院時検査成績 一般血液生化学検査では血中アミラーゼ値が206 IU/lと高値であった以外に異常所見はみられず,腫瘍マーカーも正常値であった.
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