Japanese
English
特集 外科が求める膵腫瘍の術前画像
膵癌治癒切除のためのリンパ節転移診断
Detection of Lymphnode Involvement in Pancreatic Cancer for Surgical Treatment
北川 裕久
1
,
太田 哲生
1
,
萱原 正都
1
,
西村 元一
1
,
藤村 隆
1
,
清水 康一
1
,
三輪 晃一
1
,
蒲田 敏文
2
,
松井 修
2
Hirohisa KITAGAWA
1
,
Tetsuo OHTA
1
,
Masato KAYAHARA
1
,
Genichi NISIMURA
1
,
Takashi FUJIMURA
1
,
Koichi SHIMIZU
1
,
Koichi MIWA
1
,
Toshifumi GABATA
2
,
Osamu MATSUI
2
1金沢大学大学院医学系研究科がん局所制御学
2金沢大学大学院医学系研究科放射線科
1Department of Gastroenterological Surgery,Kanagawa University Graduate School of Medical Science
2Department of Radiology,Kanagawa University School of Medicine
キーワード:
膵癌
,
リンパ節転移
,
CT
,
術中リンパ流検索
Keyword:
膵癌
,
リンパ節転移
,
CT
,
術中リンパ流検索
pp.643-647
発行日 2003年9月15日
Published Date 2003/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100412
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要旨 膵癌においてリンパ節転移の有無は予後を決定する重要な因子の1つである.そのためリンパ節転移の拡がりを把握し,郭清範囲を決定することは非常に重要なことである.現時点では術前画像所見でリンパ節の大きさ,形状,造影効果などで転移を捉えているが,リンパ節全体を占めるような転移は捉えられても,いわゆる微小転移などリンパ節の一部にしか存在しないような転移は捉えることができない.個々の症例で術中にリンパ流を検索し,その流れを参考に,keyとなるリンパ節の転移の有無で郭清範囲を決定することにより過不足ない郭清を行うことができるであろう.
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