Japanese
English
特集 肝胆膵の救急画像
急性胆囊炎
Radiological Images of Acute Cholecystitis
江川 直人
1
,
吉池 雅美
1
,
小澤 広
1
,
神澤 輝実
1
Naoto EGAWA
1
,
Masami YOSHIIKE
1
,
Hiroshi KOZAWA
1
,
Terumi KAMISAWA
1
1東京都立駒込病院内科
1Department of Internal Medicine,Tokyo Metropolitan Komagome Hospital
キーワード:
急性胆囊炎
,
壊死性胆囊炎
,
超音波検査
,
CTスキャン
Keyword:
急性胆囊炎
,
壊死性胆囊炎
,
超音波検査
,
CTスキャン
pp.217-220
発行日 2004年3月15日
Published Date 2004/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100345
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
要旨 急性胆囊炎は,その臨床症状をとらえ,超音波診断で胆囊腫大,胆囊壁肥厚,sono-graphic Murphy徴候を確認すれば,診断は容易である.重症型である壊死性胆囊炎では,intraluminal membraneの出現や肥厚胆囊壁の著しい不整像が加わる.CTスキャンは,周囲臓器への炎症の波及の程度や,胆囊内のガス像などをとらえるのに有用である.胆囊摘出術の前に,胆囊直接穿刺胆汁吸引法(DPBA),経皮経肝胆囊ドレナージ術(PTGBD)を導入する施設も増え,その適応も拡大しつつある.要は時期を失さず,それぞれの施設の持つ選択肢の中から最良の治療を行うことである.
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.