Japanese
English
特集 消化器外科における非観血的ドレナージ
胆囊―胆囊炎
Therapeutic drainage for acute cholecystitis
中川 国利
1
,
白相 悟
1
,
遠藤 公人
1
Kunitoshi NAKAGAWA
1
1仙台赤十字病院外科
キーワード:
急性胆囊炎
,
経皮経肝胆囊ドレナージ
,
経皮経肝胆囊吸引穿刺法
,
内視鏡的経乳頭的胆囊ドレナージ
,
胆囊結石症
Keyword:
急性胆囊炎
,
経皮経肝胆囊ドレナージ
,
経皮経肝胆囊吸引穿刺法
,
内視鏡的経乳頭的胆囊ドレナージ
,
胆囊結石症
pp.923-928
発行日 2006年7月20日
Published Date 2006/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100927
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:従来,急性胆囊炎における手術および胆囊ドレナージの適応,時期,方法などに対する診療方針は施設によって大きく異なってきた.しかし,治療標準化の必要性が提唱され,急性胆道炎の診療ガイドライン作成出版委員会によって「急性胆管炎・胆囊炎の診療ガイドライン」が2005年に作成された.急性胆囊炎に対しては早期の手術が推奨され,胆囊ドレナージの適応は従来より限定されている.しかし,何らかの理由によって手術が行えない急性胆囊炎に対しては,胆囊ドレナージは有効な治療法である.今後,胆囊ドレナージの適応を厳密に行うとともに全身状態の改善に努め,ドレナージ後は早期に手術(できれば腹腔鏡下胆囊摘出術)を行うことが望まれる.
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.