Japanese
English
特集 大学病院では学べない外科臨床
I. 消化器外科
4.急性胆囊炎
Acute cholecystitis
上原 智仁
1
,
岡本 好司
1
,
野口 純也
1
,
岡本 健司
1
,
榊原 優香
1
,
田嶋 健秀
1
,
長尾 祐一
1
,
山内 潤身
1
,
新山 新
1
,
山吉 隆友
1
,
井上 征雄
1
,
木戸川 秀生
1
,
伊藤 重彦
1
T. Uehara
1
,
K. Okamoto
1
,
J. Noguchi
1
,
K. Okamoto
1
,
Y. Sakakibara
1
,
T. Tajima
1
,
Y. Nagao
1
,
M. Yamauchi
1
,
S. Shinyama
1
,
T. Yamayoshi
1
,
M. Inoue
1
,
H. Kidogawa
1
,
S. Ito
1
1北九州市立八幡病院外科・呼吸器外科・消化器外科・小児外科
キーワード:
急性胆囊炎
,
診断基準
,
重症度判定基準
Keyword:
急性胆囊炎
,
診断基準
,
重症度判定基準
pp.417-422
発行日 2020年4月25日
Published Date 2020/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_417
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急性胆囊炎の治療方針については古くは各施設の基準で診断や治療が行われていたが,2005年に『科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆囊炎の診療ガイドライン』1)が本邦で作成され,診断と治療基準の統一がなされた.さらに本邦および海外の専門家との国際会議により策定されたガイドラインが『Journal of Hepato-Biliary-Pancreatic Surgery』に「Tokyo Guidelines for the management of acute cholangitis and cholecystitis 2007」(TG07)2)として掲載され,国際的なガイドラインとして使用されるようになった.さらに,エビデンスの蓄積により2013年にTG133),さらには2018年に「Tokyo Guidelines for the management of acute cholangitis and cholecystitis 2018」(TG18)と改訂された4,5).本稿では癌を中心に診療が行われている大学病院では遭遇することの少ない急性胆囊炎に対する診断,および治療について概説する.
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