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特集 肝癌治療前後の画像
エタノール注入療法後の治療効果判定と再発診断
Contrast-enhanced Sonographic Findings of the Therapeutic Effectiveness and Local Recurrence After Percutaneous Ethanol Injection Therapy for Hepatocellular Carcinoma Lesions
沼田 和司
1
,
杉森 一哉
1
,
森本 学
1
,
田中 克明
1
Kazushi NUMATA
1
,
Kazuya SUGIMORI
1
,
Manabu MORIMOTO
1
,
Katsuaki TANAKA
1
1横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター消化器病センター
1Gastroenterological Center,Yokohama CIty University Medical Center
キーワード:
造影エコー
,
肝細胞癌
,
肝動脈塞栓療法
,
エタノール注入療法
Keyword:
造影エコー
,
肝細胞癌
,
肝動脈塞栓療法
,
エタノール注入療法
pp.481-489
発行日 2004年7月15日
Published Date 2004/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100303
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要旨 造影エコーはCTと異なりリピオドールの影響を受けないため,Bモードで同定可能な肝細胞癌の肝動脈塞栓療法(TAE)後の腫瘍残存の有無を判定可能であり,同時に腫瘍残存部位に対してエタノール注入療法(PEI)の追加が可能である.Bモードで同定不可能な肝細胞癌でも,造影エコーの晩期相で周囲より血流低下像として発見し,血管相で腫瘍濃染部位を同定しながらPEIが可能な場合がある.また造影エコーでの評価が困難な深部病変では二酸化炭素を動注し,濃染像を呈した部位にPEIが可能である.
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