Japanese
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特集 肝癌治療の最新ストラテジー
経皮的エタノール注入療法(PEI)
Percutaneous ethanol injection (PEI) for the treatment of small hepatocellular carcinoma
江原 正明
1
,
北 和彦
1
,
杉浦 信之
1
,
吉川 正治
1
,
大藤 正雄
1
1千葉大学医学部第1内科
キーワード:
肝細胞癌
,
経皮的エタノール注入療法(PEI)
,
超音波映像下穿刺
Keyword:
肝細胞癌
,
経皮的エタノール注入療法(PEI)
,
超音波映像下穿刺
pp.317-324
発行日 1994年3月20日
Published Date 1994/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901500
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経皮的エタノール注入療法(PEI)は下記の特徴がみられる.①侵襲が小さいため,重篤な肝不全例を除く大多数の小肝細胞癌例に対し適応となる.②腫瘍径3cm以下の肝細胞癌に対し,確実な腫瘍壊死効果を示し.治療部再発はほとんどみられなかった.③治療後の5生率は全体で40.7%であり,臨床病期Iの細小肝癌では81.2%と良好であった.④治療後の肝内非治療部の再発率は,初回治療時の腫瘍が単発で小さく,また高分化な例に低かった.⑤再発病変に対する繰り返し治療,進行癌に対するTAEとの併用療法として応用可能である.
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