Japanese
English
特集 肝癌治療前後の画像
画像でみる治療前後の肝解剖―肝血流変異
Change of Hepatic Blood Circulation Pre and After Treatment―Analysis by Diagnostic Imaging
宮山 士朗
1
,
瀧 圭一
1
,
南 哲弥
1
,
新村 理絵子
1
,
伊藤 千春
1
,
高松 繁行
1
,
小林 未来
1
,
松井 修
2
Shiro MIYAYAMA
1
,
Keiichi TAKI
1
,
Tetsuya MINAMI
1
,
Rieko SHINMURA
1
,
Chiharu ITO
1
,
Shigeyuki TAKAMATSU
1
,
Miki KOBAYASHI
1
,
Osamu MATSUI
2
1福井県済生会病院放射線科
2金沢大学大学院医学系研究科経血管診断学(放射線医学)
1Department of Radiology,Fukuiken Saiseikai Hospital
2Department of Radiology,Kanazawa Graduate School of Medicine
キーワード:
肝細胞癌
,
肝動脈血流
,
肝動脈門脈短絡
,
肝外側副路
Keyword:
肝細胞癌
,
肝動脈血流
,
肝動脈門脈短絡
,
肝外側副路
pp.473-480
発行日 2004年7月15日
Published Date 2004/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100302
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要旨 肝細胞癌に対する種々の治療後には,肝動脈門脈短絡(APシャント),肝動脈支配領域の変化,肝外側副路の発達などの肝血流変異が生じ,画像所見が修飾される.APシャントは腫瘍の局所再発の診断を困難にし,再発時の肝動脈塞栓術の施行をも困難にする場合がある.肝動脈支配領域の変化,肝外側副路の発達については,血管造影での腫瘍再発の診断,肝動脈塞栓術の施行時に注意が必要であり,常にこれらの可能性を念頭に置き,検査,治療にあたる必要がある.
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