学会印象記
PACTRIMS 2018—The 11th Congress of the Pan-Asian Committee for Treatment and Research in Multiple Sclerosis(2018年11月1〜3日,シドニー)
迫田 礼子
1
1九州大学大学院医学研究院神経内科学
pp.540-542
発行日 2019年5月1日
Published Date 2019/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416201309
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はじめに
2018年11月1〜3日にオーストラリア・シドニーにて開催されたPACTRIMS 2018(The 11th Congress of the Pan-Asian Committee for Treatment and Research in Multiple Sclerosis)に参加しました。PACTRIMSは,多発性硬化症(multiple sclerosis:MS)とその類縁脱髄性疾患に対するアジア太平洋地域における研究の促進を目的として,ヨーロッパ地域のECTRIMS(European CTRIMS),北米地域のACTRIMS(Americas CTRIMS),ラテンアメリカ地域のLACTRIMS(Latin America CTRIMS)に次ぎ,2007年にMS forumから発展して設立された学会です。私が所属する九州大学脳神経内科からは毎年数名が出席していますが,私自身は今回が初めての参加でした。そもそも海外で行われる国際学会への参加自体が初めてでしたので,非常に緊張しましたが,有意義な経験となりました。さらに今回,2歳の子供を同伴するという冒険をしましたので,学会報告とともに,この場をお借りして体験記を書いてみようと思います。
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