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特集 特定健診・特定保健指導で行動変容を成功させる
医療側も意識の変容が求められる
For the lifestyle related disease support system;How to change the stance of general physician and medical staff
三村 和郎
1
1福岡市医師会成人病センター糖尿病内分泌科
キーワード:
①特定健診
,
②住民検診
,
③メタボリック症候群
,
④糖尿病
Keyword:
①特定健診
,
②住民検診
,
③メタボリック症候群
,
④糖尿病
pp.85-88
発行日 2008年1月15日
Published Date 2008/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100765
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行動変容に成功するポイント:
●医師,医療スタッフは,特定健診制度とは従来の日本の“出来高払い制度”で表現されるように受診者への服薬など医療行為の結果にかかった医療費で“評価される”制度ではなく,医療機関に指導の成否(outcome)を問われるものであるという認識をしっかり持つ必要がある.
●“医師の診療スタイルの変容”は必然となってくる.実際の指導を行う医療スタッフ(看護師,管理栄養士)の担う役割が大きくなる.医師は更なる診療,指導の機能分担を意識すべきである.
●実際の指導を行う医療スタッフ(看護師,管理栄養士)は行動変容というスタンスで考える生活習慣病への予防・治療・予後管理が十分でないことを認識すべきである.
●生活習慣病の治療,予防にあたる最前線の医師,コメディカルスタッフがこの行動変容療法をまだ十分には理解できておらず,また理解できていたとしても,そのスキルを十分に活用できていないと考えるべきである.
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