Japanese
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特集 症状からみた汎用医薬品の副作用
錐体外路症状
Extrapyramidal Symptoms
西平 竹夫
1
Takeo Nishihira
1
1沖繩県立中部病院総合診療部
pp.508-510
発行日 1992年6月15日
Published Date 1992/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900469
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・薬剤による錐体外路症状は向精神薬,胃腸機能調整薬,脳循環代謝精神症状改善薬,パーキンソン病治療薬,高血圧治療薬などによって生じ(表1),パーキンソニズム(→1),悪性症候群(→2),急性ジストニア(→3),アカシジア(→4),遅発性ジスキネジア(→5)などがある.
・薬剤性パーキンソニズムと特発性パーキンソニズムの鑑別は困難のことが多く必ず使用薬剤をチェックする.
・向精神薬は正しい診断,適応を十分に検討し必要最少量を用いる.また可能なら減量を試みる.薬剤の中止が困難の際は,精神科医の対診をもとめる.
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