特集1 はじめての抗精神病薬「副作用」マニュアル 後編
➀錐体外路症状
コラム 錐体外路症状の種類とその区別
長嶺 敬彦
1
1清和会吉南病院
pp.20-26
発行日 2005年11月1日
Published Date 2005/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100156
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EPSは3つの症状群で理解しよう
EPSにはいろいろな症状があります。それらは大きく3つの症状群で理解すればよいと思います。アキネジア、ジストニア、アカシジアです。それらの意味するところを表2に簡単に示しました。カタカナ用語を理解するには語源を考えるとイメージが湧きやすいので、語源からみてみましょう。
「アキネジア」からいきましょう。“キネシア”は運動を意味します。“ア”は否定を意味する接頭語ですから、アキネジアは運動が少ないこと、つまり「動きが少なくなること」を意味します。
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