Japanese
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特集 症状からみた汎用医薬品の副作用
めまい,ふらつき
Vertigo and Dizziness
山崎 正博
1
Masahiro Yamasaki
1
1北野病院神経内科
pp.506-507
発行日 1992年6月15日
Published Date 1992/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900468
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- Abstract 文献概要
・薬剤起因性のめまい,ふらつきは致命的になることは少なく,頻度も低く,鑑別診断では下位に位置し,除外診断になることも多い.
・成因から第8脳神経に直接作用する薬剤,中枢神経(主に大脳・小脳)に直接作用する薬剤,および循環器系を介して作用する薬剤などに大別される(表1).
・高齢者の場合,軽い安定剤や睡眠薬,筋弛緩薬がふらつきの原因になることはよくみられる.
・腎機能の悪い患者や高齢者では,薬剤の血中濃度の高値持続,排泄遅延から,常用量でめまいやふらつきを来すことがあり要注意である.
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