特集 神経学における最近の研究
<臨床>
錐体外路症状の分析—トーヌスと異常運動
柳沢 信夫
1
1信州大学医学部第三内科
pp.858-859
発行日 1978年7月10日
Published Date 1978/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431904962
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ヒトの運動障害の神経機序の理解は,動物実験の知見に負うところが大きい。しかし脳基底核障害による運動異常は,自然の実験というべきヒトの各種疾患で多彩にあらわれ,動物では限られた病態の作成に成功したのみである。一方ヒトの研究は非侵襲的方法に限られ特別の工夫を必要とする。ここでは各種疾患と動物モデルの病態に関する近年の知見と問題点を要約する。
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