こどものsocial medicine 病気とともに積極的に生きる
てんかん―1.治療の基本方針
富和 清隆
1
Kiyotaka Tomiwa
1
1滋賀県立小児保健医療センター小児科
pp.160-161
発行日 1992年2月15日
Published Date 1992/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900356
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ビデオ脳波などの診断技術の進歩や抗てんかん剤の血中濃度測定により,8割近くの小児のてんかんが完全にコントロールできるようになっている.しかし,治療がてんかん児の日常生活に与える影響は大きいため,診療に当たって,薬物治療,臨床検査のみならず,生活全般に対する細かい配慮が必要である.とりわけ本人と周囲の人々のてんかんに対する正しい理解が長期管理の鍵となる.
診断と治療へのアプローチを述べ,どのようにすれば副作用を少なく,てんかんをコントロールしていけるかを考える.
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