Japanese
English
特集 外来で見逃されやすい疾患I―症状からのアプローチ
パーキンソン病
Parkinson's Disease
内山 富士雄
1
Fujio Uchiyama
1
1内山クリニック
pp.34-35
発行日 1992年1月15日
Published Date 1992/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900311
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- Abstract 文献概要
■要注意の症状!
振戦
筋固縮
歩行障害
口舌不髄意運動
概念の整理パーキンソニズム(パーキンソン症候群)を来す主な疾患①パーキンソン病(→症例1)②続発性パーキンソニズム/薬剤性パーキンソニズム(→症例2)/動脈硬化性パーキンソニズム③特殊疾患によるパーキンソニズム/進行性核上性麻痺/オリーブ橋小脳変性症/線状体黒質変性症など
・病初期のパーキンソン病が脳血管障害に,薬剤性パーキンソニズムがパーキンソン病に誤診されることがしばしばある.
・病初期のパーキンソン病はきわめて徐々に片側性に発症し慢性進行性に両側性となる.
・薬剤性パーキンソニズムは原因となる薬剤開始後かなり急速に両側性に発症し短期間で症状が完成する.
・いずれも詳しい病歴の聴取が診断のポイントとなる.
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