みるトレ
Case 70
佐田 竜一
1
1亀田総合病院総合内科・内科合同プログラム
pp.847-849
発行日 2014年9月15日
Published Date 2014/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414103345
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Case 70
患者:65歳,女性.
主訴:右眼の霧視・視力低下.
生活歴:もともとADL屋内自立,喫煙・飲酒歴なし.
既往歴:他院にて20年来の関節リウマチ,半年前から骨髄異形成症候群と診断.
(末梢血の芽球陰性/骨髄中の芽球9%:RAEB typeⅠ)
薬剤歴:他院にて2年前からエタネルセプト使用中.
現病歴:骨髄異形成症候群に対して,他院にて赤血球輸血を月に1回,血小板輸血を2~3カ月に1回実施.好中球減少に対して10日に1回G-CSF注射が行われていた.2週間前から右眼の視力低下を自覚したため,1週間前に近医眼科を紹介受診したところ,前房の炎症と硝子体混濁,黄斑部に白色塊と出血を認めた.点眼薬で経過観察されていたが,徐々に視力低下が進むため,当院に紹介された.
身体所見:前房蓄膿あり(図1),右眼は手動弁.
検査所見:WBC 1,600/μl(Neut 25%),Hb 7.5g/dl(MCV 78fl),Plt 2.1×104/μl.
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.