特集 ジェネラリストのためのクリニカル・パール
【総論】
クリニカル・パールとは何か
春田 淳志
1
,
錦織 宏
2
1東京大学医学教育国際協力研究センター
2京都大学医学研究科医学教育推進センター
キーワード:
エビデンス
,
4つの基準
,
Factoids
,
演繹法
,
帰納法
,
一般化の範囲と程度
,
T2研究
Keyword:
エビデンス
,
4つの基準
,
Factoids
,
演繹法
,
帰納法
,
一般化の範囲と程度
,
T2研究
pp.562-565
発行日 2012年8月15日
Published Date 2012/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102563
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EBM(evidence based medicine)という言葉が当たり前になった時代,私たちはクリニカル・パールをどのような位置づけでとらえるべきなのか? 臨床医としてエビデンスを患者に適用できる場合もあれば,必ずしも適用できない場合もある.そんな時,指導医としては個人的な経験をもとに助言をすることがあるが,それはクリニカル・パールといえるものであろうか? 本稿では,クリニカル・パールの定義から,背景にある科学的思考における推論,そしてその医学教育の位置づけについて論じる.
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