特集 肩こりを解きほぐす
【肩こりをきたす病態と診断・治療のポイント】
作業関連性頸肩腕障害
渡辺 譲二
1,2
1しばぞの診療所
2芝大門クリニック
キーワード:
頸肩腕症候群
,
慢性疼痛
,
慢性腰痛
,
頭痛
,
眼精疲労
,
耳鳴り
Keyword:
頸肩腕症候群
,
慢性疼痛
,
慢性腰痛
,
頭痛
,
眼精疲労
,
耳鳴り
pp.278-280
発行日 2009年4月15日
Published Date 2009/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101664
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「肩こり」の臨床的意義
「肩こり」は,単独に肩だけがつらいことよりも,むしろ頸,頭,背中,腕,前胸部,鎖骨周囲などにつながる(線状に直接連続する,または,同時に悪化する)ことが多く,治療もその関連としてとらえるほうが適切であり,より効果的である(表1).ただ,それらのなかでは最も「こり,疼痛,重苦しさ」の頻発する部位であり,主訴としてもきわめて多いので,特別に扱われる.
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