Japanese
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特集 外科医に必要な整形外科の知識
Ⅱ.症状別にみた鑑別診断の要点
1.頸肩腕痛
Diagnosis of the pain on the cervial, shoulder and upper extremity
朱 尚孝
1
,
内尾 祐司
1
,
栗岡 秀行
1
,
奥田 康介
1
,
越智 光夫
1
Naotaka SHU
1
1島根医科大学整形外科
キーワード:
頸椎
,
肩関節
,
上肢
Keyword:
頸椎
,
肩関節
,
上肢
pp.719-722
発行日 1996年6月20日
Published Date 1996/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902313
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頸肩腕痛を愁訴として外来を受診する患者は多く,その原因疾患は種々にわたる.頸椎病変は原因のうち最も多いものとされ,上肢に対する神経根症状のほか,下肢に痙性麻痺を生じる脊髄症状を生じる.診察には神経学的な知識をもとにその病変部高位を推定することが大切であり,診察所見とX線所見とを総合的に判断しなければならない.そのほか肩関節・上肢の病変も頸部に放散することも多く,局所の関節の運動性,圧痛,特殊な診察手技をはじめとする注意深い診察で鑑別することが大切である.
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