特集 医療シミュレーション教育 21世紀の医学教育の潮流
【シミュレーション教育のためのガイダンス】
脳血管障害のシミュレーション教育―ISLSについて
安心院 康彦
1
1川崎市立川崎病院救命救急センター救急科
キーワード:
stroke(脳卒中)
,
emergency room(救急外来)
,
simulation(シミュレーション)
,
training(トレーニング)
Keyword:
stroke(脳卒中)
,
emergency room(救急外来)
,
simulation(シミュレーション)
,
training(トレーニング)
pp.122-126
発行日 2009年2月15日
Published Date 2009/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101619
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ISLSとは
ISLS(Immediate Stroke Life Support)は病院初療室において,標準化された初期対応により急性期脳卒中患者を安定化させ,適切な初期診断と治療により専門医につなぐことを目的としている.急性期脳卒中初期診療のトレーニングについては後述するAHA ACLSプロバイダーコースのなかで以前から行われてきたが,内容もコース内で割り当てられた時間も限られている.
ISLSコースで受講生は模擬患者や人形を用いたシミュレーショントレーニングを行い,脳卒中初期診療に必要なスキルと知識を身につける.
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