特集 高齢者のQOLを高める
高齢者の転倒―評価と対策のコツ
渡部 一郎
1
,
福島 洋子
1
Ichirou Watanabe
1
,
Youko Hukushima
1
1北海道大学病院リハビリテーション科
キーワード:
転倒
,
高齢者
,
下肢筋力
,
骨折
,
ヒッププロテクター
,
転倒後症候群
Keyword:
転倒
,
高齢者
,
下肢筋力
,
骨折
,
ヒッププロテクター
,
転倒後症候群
pp.1014-1017
発行日 2004年12月1日
Published Date 2004/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101076
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転倒は,脳卒中と並んで高齢者の寝たきりの原因として高率で,高齢者の生活活動,社会活動を制限し,医療や介護を要し,今後の高齢社会において解決すべき最優先課題となる.
転倒とは,「自分の意志からではなく,地面または,より低い場所に膝や手などが接触すること,階段,台,自転車からの転落も転倒に含まれる」と定義するのが,英語のfallに近く,評価法や原因と対策の検討において国際比較をしやすく,実践的と思われる1).
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